J2 '2000 2nd Cool総評

チーム 試合数 勝数 v勝数 負数 引分 勝点 得点 失点 点差
1 コンサドーレ札幌 10 9 1 0 0 29 19 5 +14
2 浦和レッドダイヤモンズ 10 7 0 2 1 22 24 12 +12
3 ベガルタ仙台 10 7 0 3 0 21 19 15 +4
4 大宮アルディージャ 10 5 1 4 0 17 16 15 +1
5 アルビレックス新潟 10 5 0 4 1 16 18 12 +6
6 大分トリニータ 10 5 0 4 1 16 15 10 +5
7 湘南ベルマーレ 10 5 0 5 2 15 14 16 -2
8 水戸ホーリーホック 10 3 0 7 0 9 9 15 -6
9 サガン鳥栖 10 2 0 7 1 7 8 13 -5
10 モンテデオ山形 10 2 2 7 0 7 6 18 -12
11 ヴァンフォーレ甲府 10 0 0 10 0 0 5 22 -17

第2クールに入っても相変わらず札幌と浦和の赤い2チームがトップ集団を形成。第1クールに出遅れた仙台、新潟がここにきて調子をあげてきている。特に仙台は第2クールだけみると浦和に肉薄している。

コンサドーレ札幌
第2クールでは全勝、失勝ち点が1だけと、ほぼ完璧の内容。けが人がでてもそれをカバーする人がしっかりと仕事をした結果だと思われる。これは、チームとしての戦い方が徹底されているため、また、勝ちに対する意識の高さのおかげだろう。今クールはできすぎの部分もあるだろうが、大崩れする気配もないため、油断さえなければ昇格候補の地位は確実なものになりそうである。

浦和レッドダイヤモンズ
第2クールでは少し躓いたとはいえ、しっかりと2位をキープし、やはり昇格にかなり近い位置にいることはかわりない。ただ、相変わらず、選手の能力のみで戦っている傾向は変わらないが、それでも結果を出しているのはさすがである。コンサドーレが独走体制にはいりつつあるが、有珠山の噴火の影響で、直接対決がまだ3回あるだけに、今後まだまだTopになる可能性は十分にある。

ベガルタ仙台
第2クールに入り、ようやく本来の実力がでてきたか、上位3チーム以外からすべて勝ち点3を奪い、第2クールだけだと3位と好成績を上げた。上位2チームとは大差がついてしまっており昇格は厳しい状態だが、十分台風の目としての資格は十分にある。今後、相手も気合いを入れて対戦するようになるだろうが、今後の成績に注目したい。

以下の3チーム&大宮が団子状態で続いている。

アルビレックス新潟
第1クール、期待を裏切って低迷していたが、第2クールでは浦和を大差で破るなど、ようやく調子が上向いてきている。ここも、昇格争いはきつい位置にいるが、上位をかき回すだけの実力は十分にあり、上位のチームにとっては非常にいやなチームが出てきたといえる。

大分トリニータ
第2クールの仙台、新潟の躍進の被害をもろに受けてしまい、その分勝ち点が稼げず第2クール6位に低迷。まだ、第1クールの貯金があるものの、昇格のためにもう一度立て直すはなんらかの方策が必要だろう。のぶりんの手腕に期待。

湘南ベルマーレ
このチームも、仙台、新潟の躍進の被害をうけたチームの一つ。相変わらず、得点はそこそことっているものの守備が不安定なのは変わらず、5勝5敗と苦しい展開。選手個々の能力は上位と差があるわけではないので、守備を立て直して巻き返すことができるか注目。

以下のチームはやや負けが込んでしまっている。

水戸ホーリーホック
第1クールでとばした影響がでたか、けが人、疲労などで十分なプレーができずやや後退。上位陣が徐々に力を発揮してきているだけに今後も苦戦が予想されるが、チームとしての意識は高いため、上位を引っかき回す可能性は十分にある。

サガン鳥栖
第2クール前半は得点力不足に陥り低迷したが、後半に入り徐々に力を発揮できるようになってきた。今後も上位にいくことは難しいと思われるが、大物食いができる素質は十分にあり、上位いじめをどれだけできるかが楽しみなところ。(大宮が一番あぶないか)

モンテデオ山形
ダークホースと呼び声もあったが、いまだ低迷しておりなかなかトンネルの先が見えない。とくに退場者が多く、なかなかベストメンバーが組めなかったのがいたかった。しかし、第1クールで札幌、浦和を破るなど、それほどチーム力が劣っているわけではないので、今後も上位チームにとって侮れない相手になると思われる。

ヴァンフォーレ甲府
一試合一試合を見ると、結構いい試合をしているのだが、それが成績としてあらわれてこない。とうとう、第2クールは勝ち点を上げることができず、ダントツの最下位に低迷中。今後も苦戦は免れないだろうが、これから得意な夏場を迎えるため、一試合一試合を大切に戦って勝ち点を積み上げていくしかないだろう。

最後に我チームを。

大宮アルディージャ
特に前線の野口、ジョルジーニョが怪我のため欠場することが多く、いまいち調子に乗ることができなかった。その分第1クールにくらべ勝ち点2少ない結果となった。しかし、それでも第2クール4位とそれなりの結果がでているのは、それなりに力がついてきた証拠か。しかし、相変わらず上位に勝てないのはいただけない。特に浦和に対してホームで0-6とサポーターを失望させた。
その原因としては個々の勝負でなかなか勝てないという部分もあるが、それ以上に、フィニッシュの精度や一瞬の隙をつかれて失点するなど、ここ一番といったところで集中力が足りないことが多い。技術や体力で負けるのはしょうがないとしても、集中力といった精神的な部分では負けないで欲しい。そして、第3クール以降は、上位に対しても勝ちにいって、昇格争いに最後までからんでいってほしい。上位を突っ走ってる2チームにもなにが起こるのかわからないのだから。

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