今年は、シーズン前の順位予想のメモが残っていたので、その対比も含めコメントしてみます。予想順位のところのコメントは、そのメモに書いていたものです。
他のチームのサポにとって、気に入らないコメントがあるかもしれませんが、ご容赦のほどをお願いします。
- ◎優勝 川崎フロンターレ (対戦成績 2勝2敗)
(予想順位 4位: 監督次第)
- 勝ち点105、得点104、失点38と圧倒的成績でJ2優勝を果たした川崎。
特に第1〜3クールは追撃さえ許さない成績。
また、Homeでの勝ち点60と終盤に大宮と山形に敗れた以外全勝と圧倒的な成績。
なんせ、得失点差の66は得点数2位の京都の得点65より多いのだから恐れ入ります。
まさしく今年のJ2は川崎のためにあったといってよいでしょう。
予想として、関塚さんという初めて監督をする方だったので、その手腕が未知数として、理想に走り途中で崩れないかな、と思い4位と予想したのですが、思った以上に現実路線でしっかりチームを整備し、結果を残しました。脱帽です。
- ◎2位 大宮アルディージャ
(予想順位 3位: 思いっきりひいき目)
- 予想コメントの通り、ここまでいい成績が残せるとは思いませんでした。それでも第3クールまではだいたい予想通りの成績だったのですが第4クールのスパートで、3位と勝ち点11差の大差をつけ堂々の2位を確保。意外と他のチームが伸び悩んで、昇格圏争いの当事者で居続けられたのが大きかったと思います。
そして、ご存じの通り、最後のロングスパートを完璧に決め、第4クールは全勝です。1クールで落とした勝ち点が全くなしというのはJ2初です。
それにHome/Awayの成績とも2位とそれなりのところにつけており、バランスよく勝ち点を積み上げたかな、と思います。ただ、第1クール終盤から第2クール序盤の停滞がなければ、もう少し楽な戦いができたかもしれません。
終わって見れば開幕前に三浦監督の掲げた目標の44失点未満、勝ち点85以上はクリアしたわけで、最終成績は満足できるものと思います。なんか最後ごまかされたような気がしないわけではありませんが。
- ○3位 アビスパ福岡 (対戦成績 2勝1分1敗)
(予想順位 1位: チームのまとまりは最強?)
- 予想外だったのは、去年終盤活躍した福島・林のFW陣が活躍できなかったこと。去年の終盤を見る限り、かなり今年もやりそうな気がしたのでこの順位をつけたのですが。大宮との対戦ではかなりの時間圧されていた記憶しかありませんので、全体のバランスは去年の終盤と比べても遜色なかったと思います。やはりFWの得点力不足が足を引っ張ったのでしょうか。
それでも、大宮に隠れてしまっているが、最後に8連勝とやはりスパートを決め最後に山形をかわして入れ替え戦出場を決めたのはさすがだと思います。
3位にとどまったのは、多いとは言えない大宮よりもさらに少ない得点。去年の福嶋・林・ベンチーニョのトライアングルが崩れ、結局最後に有光がでてくるまで、FWの得点力不足が尾をひいたようです。
あと、上の数値をみると、HomeよりAwayの方が成績がいいのは意外です。
- △4位 モンテディオ山形 (対戦成績2勝2分)
(予想順位 8位: 柱谷(兄)が育てた芽をどう大きくするか)
- 柱谷さんが鍛えたチームなので、監督しだいではそこそこやると思いましたが、予想以上でした。ただ、若干、上位3チームと層の厚さの面で見劣りしたかなというかんじ。レギュラー陣が不調時に換えがなかった分、最後にふんばりがききませんでした。
でも、この位置につけたのは、大島の成長が大きかったと思います。その面では鈴木監督の手腕が良かったでしょうか。
記録を見ると第2クールに足踏みしてしまったのが痛かった。また、Homeの成績がAwayでの成績より悪いというのは、ようやく観客も増えだしているだけに残念です。
- ◇5位 京都パープルサンガ (対戦成績2勝2敗)
(予想順位 2位: この戦力は完全に反則)
- 今でもあの戦力は反則だと思っているんですけど。京都になにがおこってしまったのでしょうか。
やはり、守備と運動量でしょうかね。結局最後まで走ることなくそこそこ良い成績にまとめる、とまるで去年までの大宮みたいな成績でシーズン終了。
このチームもHomeの成績がよくありません。相手がAwayということで守られることが多かったせいでしょうか。
柱谷さんがあの戦力を率いるのですし、逆に今年よりも上に上がりやすそうですので、期待は持てそうですが、あとは選手がどれだけやる気のある状態で残ってくれるか、でしょう。
- ◇6位 ベガルタ仙台 (対戦成績2勝1分1敗)
(予想順位 6位: やや決め手に欠けるか?)
- 昇格や、J1での活躍の原動力となった選手がほとんど抜けていたため、苦労しそうかな、と思っていたのですが、むしろよくやったかな?という印象があります。
大宮と得点はほとんど変わらないのですが失点が..。失点はもう少し減らさないといけないでしょうね。
当然、ここのチームはHomeでの成績はかなりいいのですが、Awayでその半分も勝ち点を取れなかったというのが上位チームとの差になっりました。
来年は、補強次第ではいけそうな気がします。
- ◇7位 ヴァンフォーレ甲府 (対戦成績3勝1敗)
(予想順位 5位: 今年は昇格争いに加わる)
- 前半は予想通り、2位争いに食い込んできましたが、バロンが退団にともない失速。最終的には7位に終わってしまいました。
ここもHomeでの勝ち星が大きかったようです。あとはAwayでの戦いでどれだけ勝ち点が奪えることができるか、でしょう。
- ◇8位 横浜FC (対戦成績2勝2分)
(予想順位 9位: 半歩前進もそれ以上は?)
- なんといっても引き分けの多さが、目を引き半分の試合を引き分けた。負けの数だけなら4番目に少なかったのですがそれ以上に勝ちが少なかったのが痛かったようです。
大宮も2試合引き分けさせられただけに、悪いチームではなかったのですが、全体的に決めてに欠けていた印象。これはシーズン開始前の予想時とそう印象は変わりませんでした。
- ◇9位 水戸ホーリーホック (対戦成績2勝1分1敗)
(予想順位11位: 去年より決定力が少なそうなので)
- 得失点は前シーズンより悪くその意味では予想どおりだったのですが、意外と引き分けが多く取れたのと、下には下がいたということでしょうか。
FW不足も来シーズンも解消されそうになく、苦しい戦いが続きそうです。
- ◇10位 湘南ベルマーレ (対戦成績3勝1敗)
(予想順位7位: 新加入選手がはまれば上位も)
- アマラオ、浮氣の両ベテランがもう少し周りにいい影響をあたえると思っていたのですが、とくにアマラオがほとんど使えなかったのが痛かったのでしょうか、思ったより伸び悩みました。
若手のいい選手が多いだけに次シーズンこそはとは思うのですが、正直その繰り返しなんですよね。監督の手腕に期待、かな?
- ◇11位 サガン鳥栖 (対戦成績3勝1分)
(予想順位12位: 瞬間風速的には最強な時期も)
- 松本育夫監督のもと、前半は悪くなかったのですが、シーズン通してプレーした選手の少なさからか、後半失速し、結局前半の貯金のおかげで最下位は免れました。それでも、前半連勝中の川崎に土をつけるなどそれなりに盛り上げることはできたのではないでしょうか。
次シーズンは、もっと雑音の少ない状態で戦ってほしいものです。
- ◇12位 コンサドーレ札幌 (対戦成績3勝1分)
(予想順位10位: もっと上位に居ても良いと思うが)
- あまりにも選手を若手に切り替えていただけに、結局チーム作りで1年が終わってしまったかんじです。ちょっと落ち込みが予想以上でしたが。
しかし、特に後半内容は悪くなかったので、次シーズンには上位争いが期待できるようになるのではないでしょうか?
|